なぜ他塾を辞めて私の指導を受けるようになったのか?

このホームページをご覧いただいている方の多くは「塾・家庭教師を探している」「どの塾・家庭教師にするか悩んでいる」という状態だと思います。

私が指導してきた生徒のうち,7割程度は他塾からの切替,3割程度は塾・家庭教師の受講経験無しとなります。 ただし,「受講経験無し」といっても,小学生を除くと「小学生から全く経験無し」という生徒はほとんどいません。「経験無し」には「中学受験(高校受験)までは通っていたが,中学(高校)進学後は受講経験無し」が含まれます。

私は初回の面談時や体験授業時に「なぜ他塾を辞めた(辞めようと思っている)のですか?」という質問をします。 このような質問しようと思った理由は主に次の3つでした。

  1. 辞めた理由を聞くことで,自分自身の授業改善に役立てる。
  2. 辞めた理由が私の指導でも対応できないものであれば,説明しておく必要がある。
  3. 他塾の問題点を把握する。

このうち,3.他塾の問題点を把握する。 の部分をここに書き,他塾と私の指導を以下の形式で色分けをして比較します。

○○の生徒の話
○○を辞めた理由
補足説明・私が指導する場合



個別指導塾・家庭教師
長期間通ったが成績が上がらなかった。
単純に講師の指導力が低かった可能性があります。「成績が上がらなかった」を理由として私に指導を求める保護者の方は多くおられます。現時点ではそのような生徒でも指導後に全生徒の成績を上げてきました。
学生講師の指導を受けていたが,自分よりも学力が低いと感じたため。
私も大学1年生のときに1年だけ個別指導塾でアルバイトをしましたが,優秀な高校生を指導できるレベルの学生講師はほとんどいませんでした。「相談相手になってほしい」なら別ですが,「学力を上げたい」のであれば,ある程度の学力のある中高生は学生講師の個別指導塾を避けたほうがいいでしょう。
1対2の個別指導だったが,質問したいと思ったときに他の生徒の対応をしており,長時間待たされた。
私の運営する教室指導も1対2~1対4の指導形態を取っています。私自身も大学生の時のアルバイトでは1対2の授業をうまく回せなかった経験があります。しかし,10年以上の指導経験の中で,指導力の向上・ノウハウの蓄積・教材の充実を行い,多人数の同時指導をスムーズにこなせるようになりました。他塾を辞めた理由としてこの項目を挙げた生徒が今も継続して私の指導を受けていることが,うまく進められていることの証明になるでしょう。
先生が威圧的な態度で合わなかった。
「先生が威圧的」なんて私からしたら信じられないことですが,他塾を辞めた理由にこれを挙げる方は少なくありません。特に女子生徒の保護者の方からよく聞きますし,男性の先生だけでなく,女性の先生でもそのようなことがあるようです。私は「優しい」と言われることが多いですが,気づかぬうちに威圧的になるようなことがないよう注意したいと思います。この理由を挙げた生徒も継続して指導を行っていたり,卒業まで指導を継続させていただけたりするので,今の所は問題ないのだと思います。

映像授業
観ていて疲れる。
「今の子供達は小さい頃からスマホを持っているので,映像授業でも問題ないのだろう。」という考えはどうやら間違いのようです。私も大手の映像授業を見たことがあり,「こんなのを30分も集中して観ていられるなんて,今の子供はすごいな」と思っていました。しかし,受講経験のある生徒によると「大半の生徒が教室で動画を流しながら寝ているかスマホをいじっている」そうです。学校の成績もよく,私が出した課題をしっかりとこなすような真面目な生徒ですら,「半年間,映像授業を流すだけ流して,スマホでずっと別の動画を観ていた。それだとあまりにも意味が無いから辞めようと思ったけど,親にはさすがにそのことは言えず,『自分は映像授業に向いていないみたい』と伝えた」そうです。私は目の届く範囲で指導を行うのでそのようなことは起きません。
「いつでも観られる」からこそ自分で計画を立てて進めないといけないが,計画立てて進められずに観ないといけない授業が溜まっていく。
大人も子供も,計画を立てて予定通りに物事を進められる人は少ないでしょう。 私が指導する場合は「毎週水曜日の午後7時から」などと時間を固定するので,このようなことは起きません。
知りたい内容は一部しか無いのに,分かりきった内容を長時間見ないといけない。
映像授業は一見,「映像の中の先生とあなたの1対1の指導」ですが,実際は「1対 不特定多数の集団授業」です。例えば問題が10問あったとして,「Aさんは1と6だけ説明すれば2~5と7~10は説明しなくても解けるだろう」「Bさんは1~5をすでに学校で習っているから6から説明すればいいけど,9も説明してあげないと9, 10は解けないだろう」などという判断を私は個別指導において行います。しかし,集団指導でAさんとBさんを含む5人の生徒を同時に教えないとなるとどうでしょうか?「1の説明はAさんには必要だがBさんには不要」「9の説明はAさんには不要だがBさんには必要」「C, D, Eさんについてはどう?」という状況になり,たった5人でも全生徒にとって効率の良い一斉授業は行えません。映像授業のように,会ったこともない何千,何万人の生徒に向けた授業となると・・・
テストに合格しないと次の単元を見られないというシステムが合わなかった。
これだけ聞くと「テストに合格できないなら,その単元の理解が不十分ということでしょ?しっかりと復習して合格できてから次の単元に進める良いシステムなんじゃないの?」と思います。じゃあどうやって復習するのでしょうか?「うちは映像授業は何度でも見放題です!映像授業を観て復習しましょう!」となるのですが,これがさっきの「知りたい内容は一部しか無いのに,分かりきった内容を長時間観ないといけない。」につながります。「もう全部観たのに,テストに不合格だから,またあの長い動画を観ないといけないの?間違えた問題とその周辺を解説してくれれば済むやん」ということです。私もそう思い,「じゃあチューターに教えてもらえばいいんじゃないの?」と聞くと「チューターはほとんど教えてくれなくて,質問をしに行くたびに別の動画(有料)を勧められる」そうです(なんじゃそりゃ)。私が指導する場合は苦手部分とその周辺をうまく指導していきます。

集団塾
集団塾に入ろうと思ったが,自分が未履修の範囲をすでに終えていたので諦めた。
集団塾あるあるです。集団塾はカリキュラムにしたがって授業をすすめるので,2~4月に入塾しないとうまくいかないことがあります。しかし,集団塾側も「2~4月しか入れません」としてしまうと生徒獲得のチャンスを逃します。そこで「いつでも入塾OK」としつつ,別の月に入塾しようとする生徒には「カリキュラムが進んでいるので,並行して個別指導を受講することを勧めます」となります。そうなると集団塾の大きなメリットの一つ「授業料が比較的安い」が失われます。「集団塾だと授業料が安いと思って入ったのに,結局個別指導も受けることになって,逆に高額になった」などとならないように気をつけましょう。私は完全個別指導なので,何月に入ろうが生徒の要望に合わせて指導を進めます。
一度授業でつまずいてから,その後ずっと授業についていけなくなった。
これも集団塾あるあるですね。私は完全個別指導をするので,「授業についていけなくなる」なんてことは当然起きません。

個別指導にする?集団指導にする?映像授業にする?

結局の所,個別指導・集団指導・映像授業のどれにするのがいいか?と迷われている方も多いと思います。 下記の表は私の考えに基づいた比較表です。

指導力
指導力に関しては自信があります。 確かに大手予備校や映像授業の講師というのは,一斉授業で多くの生徒をひきつける力があり,それは高い指導力に基づいたものでしょう。 仮に「同じ300人の生徒を一斉に教えて,どれだけ合格実績を出せるか」という勝負が可能なら,きっと私が負けるでしょう。 しかし,集団授業を行っている講師に個別指導を受けることはできません。「私の子供の成績を上げたいのだけど,集団塾に通うのとあなたの指導を受けるのではどちらの方が成績が上がりますか?」だと間違いなく私が指導したほうが成績が上がります

なお,プロ家庭教師は当たり外れがあるので「?」,学生講師は概ね「×」,集団指導塾も講師はピンキリで,講座ごとに担当が決まっていて自分で選べないので「?」,映像授業は自分で良い講師を選ぶことが可能なので「○」としました。

生徒に合わせた指導
これは表の通りです。

費用
斡旋業者のプロ家庭教師は仲介料が入る分,高額になります。「プロ講師による個別指導塾」というのもありますが,同じく仲介料・施設維持費が上乗せされるので「×」です。映像授業はいかにも安そうに思いますが,実際は結構高いです。詳しくは映像授業を行っている塾に問い合わせて下さい。

生徒間の競争意識
この項目は要らない気がするのですが・・・
「集団塾だと競争意識が生まれていいのかなと思うのですが,先生の教室ではそれが得られないですよね?」 ということを結構,保護者の方から質問されたことがあるので入れました。 確かに少人数指導なので,生徒間の競争意識という部分では「×」です。

しかし,これがデメリットになるとは思っていません。 例えば,北野高校から京都大学に現役合格した生徒が高校3年間で通ったのは私の教室だけです。 その生徒は「学校に優秀な人がいっぱいいることが刺激になった」と言っていましたが,競争意識と刺激は少し違う気がしますし,他の生徒からの刺激は学校で受ければ十分だったということでしょう。

また,私の出身校は大学が附属で,8~9割の生徒が内部進学で大学に行きます。生徒の学力もそれほど高くないので,高校進学後は学力面での他の生徒からの刺激が,進学校に比べると少なかったはずです。それでも「学年トップを取ってやる」という競争意識は持っていました。 一方で,私自身が高校生の時,有名予備校の集団授業も受けていましたが,「○位以内に入ってやる」などと考えたことはなく,特に競争意識が育ったとは思いません。 それでも現役で無事に大学に合格できました。

そうやって考えていくと,「集団塾じゃないと競争意識が育たない!」なんていうのは生徒を集めたい集団塾が言い出したんでしょうね。 確かに社会に出ると競争しなくてはならないわけですが,競争意識なんて学校や部活でも身につきます。 それでも競争意識を育てることを塾に求めますか?というか,集団塾に通えば本当に競争意識が育つのですか? それに,集団塾に通っている生徒に「あなたは塾で競争意識が育ちましたか?」「塾で育った競争意識が自分にプラス働いていると思いますか?」という質問をして両方とも「はい」と答える生徒がどれくらいいるのでしょうね。 私は生徒の競争意識を育てる代わりに,生徒の学力・思考力を育てたいと思います。

ということで,競争意識という項目を消させてもらいますね。

「結局,自分に都合の良い項目だけ表にまとめただけじゃないの?」
確かに「若さ」「かっこよさ」「オシャレ度」とかを入れると私の部分で「△」や「×」が増えます。 そのため,「指導力とかどうでもいいから,イケメンに勉強を教えてほしい」とかだと他の先生をお探しになったほうが良いでしょう。

私の指導を受けるメリット

最後に,私の指導を受けるメリットを書いておきます。 他塾もやっていることであっても,質問を受けることがある部分は改めて書きます。

  1. 指導実績・指導経験豊富が豊富なので,安心感がある。
  2. 幅広い科目のアドバイスができる。
  3. テスト前だけ普段習っていない科目の指導を,同じ先生(私)から受けることが可能である。
  4. 通信授業の指導経験も豊富なので,入試前に新型コロナなどに感染しても自宅で授業が受けられる。
  5. 宿題や学校の問題で疑問が出たら,LINEで質問ができる。
  6. 小学生から高校生まで指導しているので,長期の指導が可能である。
  7. 完全個別指導なので,苦手部分に時間を割いたり,志望校別対策をしたりできる。
  8. 解説の質が高いオリジナルプリントを作成しているので,予習も復習もしやすい。

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